新しい記事を書く事で広告が消せます。
青木大介くんのつてで笹久保伸くんのお宅にお邪魔した。前々から会って話をしてみたいと思っていて、この度ようやく願いが叶いました。青木くんありがとう。
笹久保くんというギター弾きは、2004年よりおよそ3年間、ペルーのリマを中心に音楽活動を行い、大手レーベル Iempsa から計8枚のアルバムを発表、巨匠達とのコラボも数知れずといったつわもの。向こうでの活動をビデオで少し見せてもらったのだけど、奇をてらうことなく渋いメンツと渋い音楽を真面目に真摯に取り組む姿勢にとても共感した。ハイメ・グアルディアとの練習風景など見ていると、もう言葉など要らないといった感じで口が開きっぱなしになる。かっこいい。
一方で、現代音楽的なアプローチでペルー音楽を料理する試みも噂に聞いていて、中でもハサミを使ってギターを弾くという手法に興味を持っていた。どんだけ野蛮な奏法をするのかと心ときめかせていたのだけど、種明かしを聞いたら想像していたものとは少し違った。
ペルー南部の伝統舞踊に、ハサミを模した2枚の金属片を打ち鳴らしながら跳躍するという「ハサミ踊り」というのがあって、実際にはその舞踊での金属片を利用しての奏法だった。具体的な利用法は、ケージ由来のプリペアド・ピアノのように金属片をボディと弦の間に仕込んで弾いたり、右手で金属片を打ち鳴らしつつ左手でハンマリングをしたり、金属片の横っ面全体で弦を叩いてみたり、見たところそのようなかんじ。ちなみに、この2枚の金属片はわずかに長さ・重さが違う作りになっているので、打ち鳴らしたときに不協和音が飛び散るのが危険でおもしろい。
こと素晴らしいのは、笹久保くんは(ときに)ある種飛び道具的な手法を使いながらも、アヤクーチョあたりのニュアンスを損なわない演奏ができることで、それはいかに向こうの歌と節回しを体得しているかだし、いかに向こうの文化を理解し愛してるかだと思った。プリペアドをやるにしてもハサミにこだわったことからも想像できる。
他にもくだらない四方山話などもしながら、笹久保くんの父上が釣ってきたイワナのフライをつまみに酒を入れたところで楽器を弾いて遊んだ。探りつつという雰囲気が多少もどかしかったけど、それがまたよかったのかもしれない。帰りにお好み焼きを食べた。
NuevoCharango Feed: Live YouTube Video Download MP3 Charango Music
これちょっと気になった。YouTube と Dailymotion と Google video で charango のタグがついてる動画を集めてるマッシュアップサイトらしい。これだけでもまあニッチでおもしろいのだけど、それとは別に、チャランギスタがアーティスト登録みたいなことをしてプロモーションできたりもするみたい。いくつかは試聴できるようにもなってる。アルゼンチン人とかの音源いいな。
また市場の食堂あたりが摘発されたんだろうなーと思ったら、Brosso と Café Ciudad の話じゃないか…
本日8月6日はボリビア共和国の独立記念日なわけですが、それに関連して8月10日(日) に BOLIVIA de Fiesta というイベントが新宿歌舞伎町シネシティ広場にて催されるそうです。
まったく関係ないですが、その前日の8月9日(土) には犬伏青畝、桑川健一、福田響太郎のトリオで演奏してます。場所は松戸南部市場。18時、19時、20時と3回のステージをやらせてもらえるみたいです。
セルバンテス文化センターで「ボリビア映画上映会」と題してウカマウ集団作品の上映会をやってます。詳しいスケジュールは下記リンク先で。
ウカマウ集団について知りたい場合このへんを見るといいかもしれない。