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カポラルの秘密

カポラル(Caporal,Caporales)に関する面白い話を思い出したので書いてみる。

YouTube - Carnaval Oruro 2007 - Caporales San Simon Part III
カポラルはボリビアのダンスの中でもかなり新しい部類のもの。最初にカポラルが認知されたのは、1971年のグラン・ポデールのようなので、せいぜい40年ぐらいの歴史のようです。ちなみに、一番最初に作られたカポラルのグループは「Urus del Gran Poder」で、その設立者はVictor Estrada Pachecoさん。彼がカポラルの生みの親であるとは言い切れませんが、カポラル誕生に大きく関わった人物であるのは確かなようです。

この事実から、カポラルが民族舞踊であるかといわれると、ちょっと違うなという気がします。発明者が明らかなようなものをフォルクローレと呼ぶのは厳密にはどうなのかと・・・。

閑話休題。

カポラルの起源には諸説がありまして、1つはラパス県ユンガス地方のサヤ(Saya)がベースになっているという説。そしてもうひとつが、トゥンディキ(Tundiqui)というリズムがベースとなっているという説。この2つの説が主流です。サヤとトゥンディキについては別の機会に書こう(書けたらいいな)と思っていますので、とりあえずそういう説があると覚えていただければと。テストに出ます。

さて、元々カポラルという単語は「リーダー」や「頭」の意であり、ここでは植民地時代のアシエンダの領主のことを指します。領主はコカ栽培のために黒人奴隷に労働を強いり、厳しく監督したといいます。ダンスのカポラルもその搾取の様子を模写したもので、男性が手に鞭やホイッスルを持って踊るのは、その強制労働の様子を表したものです(※最近では鞭を持たない場合も多い)。また、足につけた無数の鈴は、奴隷が繋がれた鎖が規則正しく鳴る様を再現しているといいます。

一方、女性はといえば、限りなく短いスカートを穿いて、限りなくセクシーに、限りなくコケティッシュに腰を振りながら乱舞します。これはとにかく過剰で、目のやり場に困ってしまうくらいです。いったい、この動きや衣装は何を表しているんでしょうか。

さて、ここからがはじめに書いた面白い話。前置きが長くてすいません。

そもそも、カポラルには女形はなくて、男形だけで踊られていたそうです。それが、だんだんとカポラルの認知度が高まるにつれ、「女形があってもいいんじゃないか」という声が出ました。これが70年代後半のこと。そのとき声を上げたのが誰だったかというと・・・すいません、名前は失念しました。ともかく、この方がちょっと変わった方で・・・まぁ、なんというかオカマだったんです。で、このオカマとその組合員(?)の方々が協力して考案したのがカポラルの女形で、その初演も彼等だったらしい。つまり、今の女形は、オカマ達を本物の女性が真似したことに端を発しているというんです。余談ですが、現在のカーニバルでも、女形にオカマが混じっていることがよくあります。きれいだから言われないと分からないけどね。

推測ですけど、カポラルの女形が極端に女性を意識したものになっているのは、女に憧れるオカマさんが考案したからこそなんじゃないかと。どうですかね? ちなみに、最近では女性が男形を踊るのが流行っています。うーん、男が女、女が男、なんだかカオスだけど、歴史の浅い新しいダンスだからこそ、様々な改変や発展が可能なんでしょう。現に、男形でも女形でも、日々アクロバティックなステップが新たに開発されています。ちょっともう俺は着いていけそうにないです。

【関連エントリ】
サヤはカポラルではない

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